かたてまダイアリー

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信頼できる歯医者を探す上で注目すべき5つのポイント

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私はだいたい2,3ヶ月に一度ほどの頻度で歯医者に行っています。といっても虫歯があるわけではなくて、基本的には歯石除去など定期検査を中心とした予防歯科のためです。ここ2,3年の間、引越しを何度かしていたので、その度に新しい歯医者さんを探すのですが、どの歯医者さんを選べばよいかはいつも迷います。基本的には自宅から自転車で行ける範囲内でなるべく良さそうなところをネット中心にあたりをつけ、実際に通ってみて気に入ったところを決めています。別に歯のプロでもない私ですが、なるべくこういう歯医者がいいのではないか、という思いを今日は書いてみたいと思います。ちなみに虫歯治療はほとんどしたことがないので、予防歯科が観点となります。なので虫歯治療の腕とかは見てません。

そもそも予防歯科とは

歯医者といえば虫歯治療のためにしか行かない人も多いかと思いますが、それは間違っています!歯磨きを自分でいくら丁寧にやっても歯石という塊が歯についてしまい、それは歯ブラシではとれないため、定期的に歯医者さんに掃除してもらう必要があるのです。歯石をほっておくと、虫歯や歯周病の原因となります。なので、私は2,3ヶ月に一度の頻度で歯の定期メンテナンスとして綺麗にしてもらっているのです。歯石がなくなると歯の表面のざらざらしたものがなくなり、つるっとしてとても気持ちがいいです。口臭対策にもなります。

だいたい歯医者に電話して「予防歯科のための検査をお願いします」といって予約すると、歯石除去や歯の検査をしてくれるので、虫歯など悪いところがないと歯医者に行かない!というのは好ましいことではないのです。

予防検査の内容は歯医者によって若干内容が変わってきますが、まず歯と歯茎をみてもらい、たまった歯石の掃除をするのはどこの歯医者でも同じです。しかし違いもあります。私は「予防歯科をお願いします」とだけ言ったときに、以下のポイントを見て信頼できそうな医者かどうか判断しています。

1. 歯のレントゲン写真をとってくれるか

初診で歯の検査をお願いした時に、レントゲン写真をとるところとそうでないところがあります。レントゲン写真をとると、歯ぐきの下がり方や歯の中の状態まで見れるので、検査をする上ではより精密な情報が分かります(もちろん、診察料は高くなるのですが。。)。歯の表面だけ見てもわからないこともあるので、レントゲン写真を見てきちんと診察してくれるところを選びましょう。

2. 歯周ポケットの深さを測ってくれるか

歯周ポケットとは、歯と歯茎の間の溝の深さのことで、これが何ミリなのかを見てもらえます。1,2ミリだと健康で、3〜5ミリだと歯周炎の疑いあり、さらに進行するとそれ以上の深さになるのですが、ようするに歯周病検査の一貫として重要な指標になります。ここは何も言わなくてもたいていの歯医者は測ってくれると思いますが、深さの結果を患者に教えてくれないところもあります(それは問題ないから、なのかもしれませんが)。測定の結果を示し、「ここが深いのは歯周病の原因にもなるから、ちゃんと定期検査しよう」と患者に説明してくれるところは信頼できますね。

3. ちゃんと歯科医の先生本人が説明してくれるか

歯医者さんに行くと歯科医の先生と歯科衛生士(主に女性の助手)の方がいます。普通は先生がまず全体的に歯を見て、歯石除去などは歯科衛生士の方が行うことが多いですが、最終的に歯科医の先生が歯の状態や今後の治療方針を説明してくれる方が私は安心感がありますね。歯科衛生士の方が信用できないというわけではないですが、先生がちゃんと患者一人ひとりと向き合っているかどうかを判断するポイントにはなります。歯科衛生士の方が掃除してそれで終わり、というような歯医者ならば私は二度目は通いません。

4. 歯の磨き方の指導があるか

歯石はたまりやすいところとそうでないところがあります。当然、奥歯の裏や歯が重なっているところなど歯ブラシの当たりにくいところは歯石がたまりやすいのですが、こういうところにはその人の歯ブラシの癖でブラシが当たっていないということも多いです。そのため、歯石がたまりがちなところとそういうところをどのようにブラッシングすればよいかを教えてくれるところと、自分の歯磨きの習慣や癖に気づかせてくれます。単に綺麗にして終わるのではなく、ブラッシングの指導もしてもらえるとも予防歯科のうちですね。(上の項目と矛盾するようですが、これは歯科衛生士の方に教えてもらうことが多いです)。

5. 歯石除去の診察が複数回にわたって行われるか

私は今は都内にいますが、歯医者さんは本当にたくさんあります。それでも、平日であっても予約を入れないとなかなか診察は受けられません。その多忙のせいかはわかりませんが、同じ歯石をとるだけの予防歯科であっても、一回で全ての掃除をしてくれるところと、複数回(大体2,3回)に分けるところがあります。一回で終わるほうが、診察料も安いし面倒じゃないのでいいと思うかもしれません。しかし、複数回に分けるところはちゃんと理由があるのです。

複数回に分けるところは一度目で部分的な治療(例えば、下の歯だけとか)した後で1週間の時間をあけ、2度目には歯茎の状態を見て、前回の治療の影響を見るのです。その上で、例えば歯茎が炎症を起こしていたりすると、治療の方針を変えたりします。ちゃんと患者のことを考えている歯科は一度でやらずに口の中の反応を見ながら長期的な治療プランを考えてくれます。もちろん定期的に通っていて、患者の歯の状態を分かっているので一度でとってしまうと判断した上でそのような治療になっているならばよいですが、初診の予防検査を一度で終えてしまうところは、そこまで長期的な目線で診てもらえてない可能性があります。

インターネットの評判や設備の新しさは重視しない(ただし予防歯科へのメッセージには注目)

これは人によるかと思いますが。ネットで歯医者の評判を調べるとよいレビューがたくさんあるところ、レビューがまったくないところがわかれます。また、病院のホームページも今どきのショッピングサイトのようなきれいなデザインのページもあれば、ホームページがないところもあります。また、設備もまちまちですね。診察台もPCモニターがセットになっているようなところもあれば、年季の入ったものを使っているところもあります。

もちろん、ホームページも診察室も綺麗で最新の設備であるに越したことはないと思いますが、それはよい医者の必要条件にはならないですね。特に昔から地元に根付いているような評判の歯医者などはインターネット上の情報だけでは判断が難しかったりもします。ただ、ホームページ上の治療方針のところに、予防歯科についても力を入れているようなメッセージがあれば、そういうところは重要視します。

まとめ

いかがでしたか。以上は私の経験上重視する観点であって、これが正解というものでもないと思います。歯ブラシのやり方一つにしても、歯医者によって言うことが変わったりもします。なので、結局のところはいろいろ行ってみて、自分に合うと思うところを探してみるのが良いのだと思います。そもそも歯医者に行っていない人はぜひ数ヶ月に一度くらいは行きましょう。